妊活で一人目は出産したけど、もう次は年齢的にも金銭的にも無理かもしれないと思っているご夫婦にも多いです。
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一人っ子ってどうなんでしょう?
現在日本では少子化の影響か「一人っ子」のご家庭が増えています。
国立社会保障・人口問題研究所が行った「出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」によると、第4~13回までの調査では完結出生数は約2人ですが、最新の2015年(第15回)では1人になっています。
3人以上の子供を持つ親が減り、その分一人っ子の割合が増えたようです。
引用:http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou15/report15html/NFS15R_html07.html#h3%202-2-1
一方、結婚後5~9年の夫婦での一人っ子の割合は第10回(1992年)以降増え、子ども2人は減っています。
引用:http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou15/report15html/NFS15R_html07.html#h3%202-2-1
一人っ子の先輩夫婦に聞いたアンケート結果
親としては「ひとりで寂しそう」と思ってしまうかもしれませんが、本人は生まれた時からその環境なので、特に兄弟がいないから「寂しい」と感じることはないようです。
そのためひとり遊びが得意で、想像力もたくましく育つ傾向にあるようです。
一人っ子を持つ先輩夫婦はどんな子育てを心掛けているのでしょうか?
Q:一人っ子の子育てで不安に思ったことは?
A:兄弟がいないためか集団で遊んだり、子供同志で遊びたがらないし一人で帰ってくることも多い。
せっかく付き添ってもおっかけっこや戦いごっこなどが苦手で限度がわからないみたい。
一方人形遊びやおままごとなどは好んで遊でいる。
B:おっとりしてる。友だちと諍いになっても自分を主張せず譲っているのをみるとイライラする。もっと競争意識を持ってほしい。
C:おっとりしてる。友だちと諍いになっても自分を主張せず譲っているのをみるとイライラする。もっと競争意識を持ってほしい。
D:比較されることや急ぐことがないためか本当に「マイペース」
E:集団になじめなく泣いてばかりだったし、集団の場所に行きたがらなかった。
F:親が死んだら一人なのでかわいそう。
Q:「一人っ子」だから特に意識して接したことは?
A:なるべく一緒に過ごすようにして、姉妹のように過ごすようにした。精神年齢も合わせた気分で遊んだ。
B:「わがままとか自分勝手」と言われないように外で恥をかかないようしつけをした。
C:本人の気の合う子がいれば、一緒に遊んでなるべく同年代の子と過ごさせるようにした。
D:大人だけの世界はいけないと思ったので、同年代の子が集まりそうな集まりなどに積極的に出るようにした。近所の子育てサロンや子供会の行事、児童館や公民館の催しなど
E:子供が寂しい思いをしないよう積極的にコミュニケーションを取るようにした。ボードゲームやらカードゲームなど遊んだ。ある程度年齢からはビデオゲームで対戦するようにした。
Q:失敗したと思うことは?
A:我慢が苦手なように感じる。堪え性がない。小さなことで落ち込む。
B:分け合いができない、丸々一つあげることはできるのだが、「半分にしよっか」とか言わない。
C:手をかけすぎてしまった。先回りして口や手を出したりしてしまった。もと気長に見守って上げた方が本人にはよかったかも。
子供一人だと世話がひとりでうらやましい。といわれることもあるかもしれませんが兄弟姉妹がいないと、どうしても「ひとりで遊ぶ」「親と遊ぶ」の選択になりどうしても母親が相手をする機会が増えると思います。
子供と一緒に過ごす時間は楽しいですが、常に一緒だと煮詰まってしまいます。さらに仕事を抱えていたりすると、「逃げ場のない生活」に陥ってしまいます。
成長につれ「ひとりで過ごす時間」がないと疲れを感じる子が多いようです。それも自分勝手といわれる所以でしょうが、
こういったことを本人だけでなく周りも理解を示す態度を示して、切羽詰まる前に適度な息抜きを心がけたいですね。
兄弟姉妹がいるのとやっぱり違う?一人っ子の特徴
一人っ子の特徴としてまず挙げられるのが自分勝手やわがままでしょうか。
マイペース、おっとりしているともよく言われています。
それは分け合ったり話し合ったりする機会が少ないため、「喧嘩」や「お願い」が下手になり、競争意識も低くなります。
そして「わがまま」ではなく我慢が出来ないということでしょう。
学校や会社の流行に興味を持たない 自分を持っていて流されない。
一人っ子って育てにくい?
妊活で一人目は出産したけど、もう次は年齢的にも金銭的にも無理かもしれないと思っているご夫婦に吉報!!
「ご兄弟は?」とか「ひとりだと寂しいね」とか声を掛けられる機会の多い一人っ子ですが、他の兄弟に手をかける必要がないため、子供とじっくり関わることができるのです。そんなポイントを現役一人っ子育ちが調べてみました。
兄弟姉妹との触れ合わないとどうなるの?
子供同士で空気を読んだり、話し合って物事をすすめる必要がないのは事実ですから、自己主張やお願い、言い争いなどのスキルが育ちません。
自分を通す機会自体少ないのです。そのため競争心が乏しく、いわゆるハングリー精神を持たない子も多いようです。
大人が合わすという機会が多いと思います。大人は子供のペースに合わせるので自然と我慢をする必要がありません。
いわゆるマイペースな人が多いと思います。
その反面、兄弟姉妹の邪魔が入らないので一つのことに集中して取り組むことができます。
小さい時から人前に出るときは親と一緒で、他人の本音にさらされる機会が圧倒的に少ないのが一人っ子の大きな特徴ではないでしょうか。
大人同士はなかなか本音で会話をしません。
大人にとって「よそゆき」の態度が一人っ子にとっては「普通」の状態なのです。
そして家に戻り「あー疲れた」と親が溜息でもつこうものなら、「おうちででしかそういうこと言っちゃいけないんだ」と思ってしまいます。
だから他の人の何気ない言葉にぽっきり折れてしまうこともあります。
一人っ子の筆者は自分の子供でさえ喧嘩を見ていられません。
男同士の兄弟なんてつかみ合いとか殴り合いは当たり前のようです。
こっちはハラハラです。
いまだに打たれ弱いなーと思います。
ここに「一人っ子は内弁慶」というすべてが凝縮されていると実感しています。
大人の顔色を見て大人が望んでいることを察することで、自分の居所を見つけようとするのが一人っ子です。
おとなしくしていると怒られることはないですから、自然と声は出さずに頭の中で補って遊ぶようになります。
必然的に空気を読むのがうまくなり、気遣うことができるので年上からはかわいがられ、年下の人からは頼りにされやすいです。
自己肯定感が強い?
兄弟姉妹という比較対象がないため「お兄ちゃんは〇〇できるのに」とか「お姉ちゃんはあなたの年には〇〇できてたわよ」
とかいう自分を否定される機会が少ないため自己肯定感が強くなるそうです。
比べられずに育って、免疫がないため、学校や社会でいきなり比べられると途端にダメ人間だと思ってしまう可能性は高いでしょう。打たれ弱くなります。
そして相談したり人に頼ろうとしないために、一人で抱え込んでしまう傾向にあります。
一人っ子にも利点がある!一人っ子のメリット
ひとりで居ること苦にならず、自分で事をすすめようとするためにマイペースです。
兄弟がいないと、いたずらをしても、責任をなすりつける相手がいないために叱られるのは自分です。
また、親が代わりにしてくれるイメージが強いですが、反対に「言われる前にする」のが当たり前になります。
そして、最後まで自分やるのが普通で、ときには無理をしてでもひとりでやり通そうとします。
甘えん坊なイメージの一人っ子ですが、親にしか甘えられないためにお願い、頼み方が下手、わからないのです。
マイペースといってもマイナス面ではなくいい面が多いので、そこをのばしてあげるといいですね
まとめ
「ご兄弟は?」とか「ひとりだと寂しいね」とか声を掛けられる機会の多い一人っ子ですが、他の兄弟に手をかける必要がないため、子供とじっくり関わることができるようです。
経済面でも一人分ですから、それだけでも気が楽だったという声もありました。
兄弟姉妹がいるいないに関わらず、一回限りのその子の子育て、どうせなら楽しみたいですね