赤ちゃんを産んだ時は、お母さんの体もボロボロ…!?
幸せな出産の後は、新生児期、頻繁にミルク・おむつ・寝かしつけ、寝たと思ったら
また起きるの繰り返しで、休む時間も家事の時間もとれません…。
できるだけ早く寝かしつけて、家事をしたり休みを取ったりしたいですよね。
というわけで、あやしてもあやしても寝ぐずり続け、寝てくれない新生児期の赤ちゃんを、
できるだけ早く、なるべく楽に寝かしつける方法と、その方法を成功させるための注意点2点をご紹介いたします。
check!!
楽に寝かしつける方法と、その方法を成功させるには?
では、なかなか寝てくれない赤ちゃんを楽に
寝かしつける方法について見ていきます。
<添い寝・添い乳>
親御さんが一番楽な体勢で出来る寝かしつけですね。
抱っこしての寝かしつけと比べて、寝てから赤ちゃんを
動かすことがなく、せっかく寝たのに起こしてしまう可能性も少ないです。
デメリットは、赤ちゃんがゲップせずに眠ってしまい、
吐き戻しの危険があることや、仰向け寝で、吐き戻しによる窒息の
危険があることでしょうか。
できるだけ目を離さないようにして、横向きに寝かせて下さい。
<座って揺らし抱っこ>
抱っこ歩きも効果が高いですが、疲れるので、
座って抱っこして揺らしましょう。
座るものは、揺らしやすければ何でも良く、椅子でも、
ソファーでも、ロッキングチェア(揺り椅子)でも、
バランスボールでも大丈夫です。
バランスボールの場合は左右でなく上下に揺らします。
歩き続けるよりは疲れず、下半身の筋肉はかなり疲労すると思います。
<抱っこひも>
これは、抱っこ歩きの一種です。
新生児でも使える抱っこひも、
抱っこしながら家事をしていると、
適度に親御さんが歩くため、赤ちゃんは
いつの間にか眠ります。
寝かしつけにかかる時間を家事をすることに
転用でき、家事がたまってしょうがない!
と言う親御さんにおすすめです。
<おひなまき・スワドリング>
『トコちゃんベルトの青葉 おひなまきの使い方』
https://tocochan.jp/contents/handbook/ohina.php
より引用
おひなまきは赤ちゃんをおくるみで丸く包む方法は、
スワドリングはスワドリング専用のおくるみ(スワドルアップ)で
長方形に包む方法ですが、どちらも原理は同じです。
赤ちゃんの手足の自由を少し制限することで、
自分の手足の反射(モロー反射が代表的)で
目覚めることを防ぎます。
新生児期のおひなまきの方法は、
トコちゃんベルト専門店MAMACHOICE
『おひなまき≪1≫【新生児期の巻き方と向きぐせ防止クッションの使い方編】』
の動画、
『トコちゃんベルトの青葉 おひなまきの使い方』
https://tocochan.jp/contents/handbook/ohina.php
で詳しく説明しています。
新生児期は体温調整がうまく出来ず、おひなまきに使うおくるみは
通気性の良い布地、綿100%や麻100%を使用しましょう。
それから、体温の放熱のため、手は必ずおくるみから出しておくことが
大切です。
また、赤ちゃんの足はM字またはあぐらの状態で包み、
長時間のお雛巻きは控えましょう。
おひなまきは足を締め付けるため、おひなまきをしない
赤ちゃんに比べて、股関節脱臼のリスクが出てくるため、
おひなまき時の足の形には気をつける必要があります。
また、長時間のおひなまきは控え、赤ちゃんが十分に
寝付いたら起こさないようそっとほどく、くらいの気持ちでいたほうが、
上記のリスクが下がります。
スワドリングはこんなふうに長方形にくるみます。
くるみ方は次の動画で詳しくみることができます。
『aden + anais Japan エイデンアンドアネイ おくるみの巻き方』
動画のように、薄手で大判の布でも出来ますが、
スワドリング専用に伸縮性のある生地を使って作られた
おくるみ『スワドルアップ』を使う方が、赤ちゃんが
動いてもほどけづらいようです。
おひなまき・スワドリングは、通気性のいい大きな布であればできますが、
どちらも注意点は必ず守って下さい。
それから、費用はかかりますが、スワドリングは専用おくるみ
(スワドルアップ)のほうが、ほどけるなどの心配が少ないと思います。
『LOVE TREE』
https://lovetree.jp/index.html
上記でスワドルアップのオリジナルを扱っていますが、
楽天でもAmazonでも『スワドル』で検索をかければ色々な
メーカーの商品が売られていますので、
レビューの評価やご家庭の懐事情にあわせて、購入しましょう。
<電動ハイローチェアで揺らす>
画像引用元https://www.blossom39.com/comb1704.html
Blossom39 コンビ ホワイトレーベル ネムリラ AUTO SWING BEDi EG
より引用
購入にかなりの費用がかかり、それなりに大きい品であるため、
場所を取りますが、寝かしつけ効果は抜群です。
親御さんはただハイローチェアに寝かせておくだけで、
赤ちゃんは自然に眠ります。
電動ハイローチェアは色々なメーカーから出ていますが、
寝かしつけ効果・費用ともにネムリラとユラリズムが完璧!?と言えます。
電動でゆらせるネムリラは種類にもよりますが
税抜28000円~80000円、電動ユラリズムは税抜48000円~70000円です。
ネムリラは
“約40分かかっていた寝かしつけが、平均5分36秒に!”
ユラリズムは
“98%のママが「入眠」と「あやし・落ちつかせ」に効果を実感した”
と宣伝しています。
電動ハイローチェアは寝かしつけ効果が高い分、費用も高いので
レンタルすることもできます。
ネムリラもユラリズムも、沢山のレンタルしている業者が取り扱っています。
現在、赤ちゃんの寝かしつけ担当がお母さんなら、
お父さんにレンタル業者のリサーチをお願いして、
値段・性能的に良さそうな電動ハイローチェアのものを
レンタルするのも良いと思います。
いずれ夜泣きが始まった頃にも有効な商品ですしね。
新生児期を過ぎると夜泣きの時期が訪れます。
お疲れ気味なら、育児ノイローゼ予防や産後うつ予防もできるので、
購入を検討してみるのもいいでしょう。
バウンサーは、基本的に赤ちゃんが遊ぶために作られており、
寝かしつけ用ではありませんので、ご了承ください。
バウンサーで揺らして寝てくれる赤ちゃんもいますが、
これは、赤ちゃんとの相性の問題ですね。
ここまで寝かしつけ方法についてみてきました。
どの寝かしつけにしても、成功させるために、
注意したほうが良い2点についても
触れたいと思います。
参考元http://Milly ミリー https://millymilly.jp/column/53171
<注意1. 快適な環境で寝かせること>
赤ちゃんは、音や明かりが気になる環境ではなかなか眠らず、
寝ても良質な睡眠が取れないと言えます。
防音と照度の調整を意識して、昼寝でも、直射日光は避けましょう。
快適な環境のためには温度湿度も重要です。
夏の場合は26度~28度くらい、冬の場合は23度~25度くらいが適切です。
湿度は、最低でも50%以上、できれば60%前後を保ちましょう。
そのほか、寝床を設置する際にはエアコンや扇風機の風、
直射日光などが当たらない場所を選ぶことが大切です。
赤ちゃんの湿疹やかぶれについても見ていきます。
赤ちゃんが不快に感じる部分があったり、かゆい場所があったりすると、
せっかく眠りについても目が覚めてしまうことがありますので
気を付けてください。
<注意2. 赤ちゃんの生活リズムを考えましょう>
新生児期から赤ちゃんは昼の明るさ・夜の暗さを感じ取り、
3,4ヶ月ごろになると睡眠に昼夜の区別がついてきます。
なので、親御さんはそれをも見越して動く必要があり、
日中は明るい場所で過ごし、20時頃には部屋を暗くしましょう。
また、リラックスさせるために、夜寝かしつける前の沐浴、
入浴はぬるめの温度が適切です。
そして、夜寝かせる前には赤ちゃんを興奮させる遊び・おもちゃは避け、
逆に日中は、もの音には敏感になりすぎず、抱っこしたりなでたり、何か握らせてみたりと、
赤ちゃんに程よい刺激を与えましょう。
寝かしつけといえば絵本の読み聞かせ…読み聞かせっていつから使える?
寝かしつけといえば、絵本は効果的と言いますが、
では、「いつから絵本は寝かしつけに効果的なのでしょうか?」
答えとしては『寝かしつけ時に必ず行う入眠パターン(入眠儀式)として
取り入れるなら、新生児からでも効果的。ただし絵本の種類による』
ということです。
入眠パターン(入眠儀式)とは、もう少し月齢が進んでからの
ねんねトレーニング、略してネントレです。
よく出てくる言葉ですが、
『赤ちゃんを寝かしつける前に、決まったパターンの行動
(沐浴→おむつ換え→添い寝子守唄など)を行うことを毎日続け、
そのパターンが来たら眠る合図だと赤ちゃんに覚え込ませる』
こととご理解ください。
この入眠パターンに『寝かしつけの時に絵本を読み聞かせる』ことを取り入れ、
定着させると、読み聞かせは新生児の寝かしつけに効果的と言えます。
そして、文末の『絵本の種類による』と言う部分が重要ですので
覚えておきましょう。
新生児の赤ちゃんは、言葉の意味が通じなくても
親御さんの声やリズミカルな言葉の繰り返しは好きですね。
視力の未発達な赤ちゃん向けに見やすくはっきりとした
デザインの挿絵にすることで、赤ちゃんを注目させることに
成功している本もあります。
新生児でも楽しめる絵本はたくさんあるのですが、
楽しみすぎて興奮すると寝かしつけとしては逆効果なため、
0才児からでも大丈夫な、なおかつ寝かしつけに向く絵本は限られてきます。
『0歳児から読める!』と言う絵本でも、まずは落ち着いて
内容を確認して、赤ちゃんが楽しんで興奮する本、
リラックスして寝る本を見極めましょう。
赤ちゃんを落ち着かせる内容の絵本や、スキンシップを
取りつつリラックスさせられる仕掛けの入った絵本であれば、
入眠パターンに取り入れて習慣づけることをおすすめします。
参考元https://www.kizuna-avenue.jp/square/hanasou/chapter2.html
新生児でも大丈夫!寝かしつけに使える絵本おすすめランキング!
これまで記載したように
- 楽しすぎて興奮せず、むしろリラックスする内容の絵本
- 赤ちゃんが好きなリズミカルな言葉の繰り返し
の2点を考えると、個人的には、
●『もうねんね』[作:松谷みよ子 絵:瀬川康男]
(いろいろな動物によって「ねんね おめめがねむたいよう」
という言葉が何度も繰り返され、最後は「みんなねんね おやすみなさい」と終了する)
●『ノンタンおやすみなさい』[作:キヨノサチコ]
(夜に眠りたくない主人公ノンタンがフクロウの友達の家に
遊びに行き、暗くて何も見えず散々な思いをして家に帰って寝る話)
●『ねないこ だれだ』[作:せなけいこ]
(『寝ない子はおばけになる』というシンプルながら心に残る内容)
の3つが同率1位でおすすめです。
一般的には、『もうねんね』が0歳児寝かしつけ絵本として
最も優秀なのではないでしょうか。
どこの0才児へのオススメ絵本まとめでも、
必ず『もうねんね』作者である松谷みよ子さん
の作品が取り入れられています。
また、童謡・わらべうたをまとめた絵本、
絵本の読み聞かせではなく子守唄集でおすすめは、
●『あかちゃんのうた』[文:松谷みよ子 絵:いわさきちひろ]
●『うたえほん』[作:つちだよしはる]
です。
この2冊は挿絵が穏やかでかわいらしく、
親御さんが子守唄のバリエーションに困った時におすすめです。
なお、寝かしつけ用に限定しないのであれば、
新生児期の赤ちゃんでも楽しめる絵本はたくさんあります。
基本的に音を楽しむ絵本が中心ですね。
新生児期の赤ちゃん用に、寝かしつけるためと言うより、
日中に刺激を与えて生活リズムを整えるために、
絵本を読み聞かせて楽しませるのであれば
●『じゃあじゃあびりびり』
(水音や紙を破る音、様々な擬音をわかりやすいイラストと共にまとめた絵本)
●『わんわんわんわん』
(たくさんの動物の鳴き声を動物の絵とともに擬音としてまとめた絵本)
●『赤ちゃんの言葉遊び だっだぁー』
(赤ちゃんの喃語と生まれたての赤ちゃんに似た粘土細工の写真がいろいろ載った絵本)
の3つがおすすめです。
参考元https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/1183#outline15
まとめ
この記事では、
- 新生児期の赤ちゃんを寝かしつける方法
- 絵本の読み聞かせは新生児期の赤ちゃんでも寝かしつけに有効?
- 新生児の寝かしつけにオススメな絵本
をご紹介しました。
絵本は本当にたくさんあり、赤ちゃんとの相性もありますが、
寝かしつけに最適な一冊が見つかると思います。
何より、赤ちゃんが眠ってくれるといいですね。
お母さんも良い睡眠をとって体力を維持しましょう。