毎日の朝のメイクで、のりが悪いときって
必ずありますよね。
湿気や乾燥により、化粧品を変えたり、本当に
手間がかかります。
一度肌トラブルを起こすとなかなかきれいな肌に
戻らなかったりと…。
女性なら悩んだことありますね。
こちらでは、肌タイプ別にトラブルやその原因に
ついてみていきます。
check!!
あなたはどのタイプ?肌タイプで分ける肌トラブルの種類
では、ある女性の悩みを交えて肌のタイプ別の肌、
トラブルの種類、タイプ別の肌トラブルの原因、
対処法についてご紹介していきましょう。
《お悩み相談》(20代後半;女性)
最近、肌荒れがひどくて困っています。
化粧品や洗顔など対処方法を調べているんですが、
なかなかこれと言ったものがなくて。どうすればいいでしょう?
《お悩み解答》
一口に肌荒れや肌トラブルと言っても、いろいろです。
粉が吹くほど乾燥したり、吹き出物(大人ニキビ)がずっと治りきらなかったり、
かゆみや赤みが出たり、カサカサゴワゴワで皮膚が厚くて硬かったり。
肌のタイプ別に対処することが必要になります。
まずは、自分の肌のタイプを確かめましょう。
TゾーンとUゾーンでタイプが別という混合肌の方もいらっしゃいますが
だいたい肌は次の4種類のタイプになります。
- ベタつきオイリー肌
全体的に肌のベタつきが気になり、ニキビや吹き出物ができやすいのが、
このタイプの特徴です。
皮脂量も、角質層の水分も多く、吹き出物が一度治っても
またすぐにできるといったニキビが繰り返すのも特徴です。
- 季節型乾燥肌
皮脂量が少なく角質層の水分は多いため、季節による湿度変化により、
カサついたり油っぽくなったりします。
秋冬は乾燥肌、春夏は油性肌といったところです。
- カサつきオイリー肌
皮脂量は多く、角質層の水分が不足し、きめが荒く、
荒れてカサついているのに、皮脂でベタついています。
ニキビも出来、角質層の機能が低下し、肌トラブルを起こしやすいです。
- 万年乾燥肌
皮脂量も角質層の水分も不足し、カサついて艶がなく、
ときに粉を吹くほど肌が荒れ、きめも荒いのが特徴です。
角質層の機能が低下し、肌トラブルを起こしやすい肌質です。
肌の質がわかったら、その原因を見てみましょう。
参考資料 ビオレ
https://www.bioderma.jp/skin/blemishes.html
それぞれなぜ起きる?肌トラブルの起きる原因
肌のタイプごとに出る症状が違ってきますが、
なぜトラブルが起こるのかその原因を見ていきましょう。
<ベタつきオイリー肌&カサつきオイリー肌の大人ニキビ>
- 大人ニキビが出やすい部分と原因
大人ニキビは特にほお、口周り、顎のいわゆるU字ラインに出やすく、
おでこにも出ることがあります。
各部分に出る理由としては、
おでこ:ホルモンバランスの乱れ、シャンプーや洗顔料の洗い残し、前髪の刺激など
ほお:胃腸や肝臓の疲れ、乾燥、便秘など
髪の生え際:シャンプーや洗顔料の洗い残しなど
口周り・顎:胃腸の疲れ、ホルモンバランスの乱れ、便秘など
があげられます。
ひとまず、生活習慣を見直して、すすぎはしっかり行いましょう。
- 女性ホルモン周期との関係
女性ホルモンの1つである黄体ホルモンは、生理開始10日ほど前~生理開始1日前に増えるのですが、
男性ホルモンと似た働きがあるため、皮脂の量が増え、顔が脂っぽくなったり、
毛穴がつまりやすくなったり、肌トラブルがおきやすくな時期といえます。
対策として意識的にイソフラボンと皮脂の分泌を調整するビタミンEをとりましょう。
- 肌のターンオーバーの滞り
肌のターンオーバーの乱れの主な原因として
▼寝不足
▼ストレス
▼疲労
▼タバコ
▼お酒の飲み過ぎ
▼運動不足
▼栄養を考えないダイエット
▼野菜不足で脂質過多の食事
▼冷え性
▼寝酒と夜食
▼便秘
▼運動や入浴で汗をかかない
などがあります。
肌のターンオーバーが滞る(6週間以上かかる)と角質のバリア機能が低下し、
大人ニキビその他の原因になります。
大人ニキビの原因としては
Ⅰストレスや体調変化などで皮脂の分泌が増える
Ⅱ皮脂に存在する菌が皮脂に反応する
Ⅲ菌の増殖とバリア機能の低下で炎症が起きる
Ⅳ乾燥、血流低下などでターンオーバーが滞り、角質が厚くなる
Ⅴターンオーバーの低下、乾燥などで毛穴の出口が詰まる
と言った流れが一般的です。
特に
▼寝不足
▼タバコ
▼ストレス
▼生理前のイライラ、過食
▼野菜不足で脂質過多の食事
▼便秘
▼運動や入浴で汗をかかない
が大人ニキビの原因になりやすいと考えられます。
湯船によく浸かり、睡眠を十分にとり、
食事の油分は控えて、無糖無脂肪ヨーグルト、
納豆やアボカド、バナナで食物繊維もとるよう
心がけましょう。
余裕があればウォーキングもしましょう。
- 間違ったスキンケア
ニキビが多いから皮脂が多い、と思い込みさっぱり系スキンケアをする、
クリームや乳液、化粧水を使用せず、すっぴんで過ごすというのは、
完全にNGなスキンケアです。
乾燥に対抗しようとして、肌が油脂を過剰に分泌している場合があり、
ある程度の保湿は欠かせません。
ベタつかないオイリー肌用の乳液、クリームなどの商品を選んで使いましょう。
そのほかのケアとしては、
▲洗顔を何度もしすぎて皮脂を過剰に落とさない
▲熱すぎるお湯で洗顔しない(皮脂に影響があるため)
などに気をつけて下さい。
<万年乾燥肌&季節性乾燥肌のかゆみ・赤み>
- 季節性乾燥
秋~冬に起こりやすく、空気の乾燥と寒さによる血行不良を
起こしている状態です。
外と中の寒暖差による自律神経の乱れも原因に上げる人もおり、
気温が低くなる1,2月は特に注意が必要です。
血行不良を起こすと、皮膚に血液が行き渡らず、栄養素が届かないため、肌の不調が起き、
老廃物が滞り、保水も行われず、肌のターンオーバーが乱れます。
- 外的刺激も要因の1つ
化粧品、花粉、紫外線、汗、大気汚染が主な要因です。
寒いと皮膚の温度も下がり、その影響で細胞が不活性化し、
皮膚のバリア機能が低下、外的刺激を感じやすくなります。
寒さによる肌のターンオーバーの乱れで、角層が剥がれ、
水分不足で細胞間脂質が減少したりとさまざまな理由で、
体内にアレルゲンが侵入しやすいと考えられます。
これにより、アレルギー性の皮膚の炎症が発症しやすくなると同時に
ブタクサ、ヨモギ、杉やヒノキなどの花粉がアレルゲンとなる
“花粉症皮膚炎”の発症が増えてくる時期でもあります。
- 自律神経の乱れが要因のこともある
寒暖差で自律神経が乱れ、免疫のバランスがくずれると、
花粉症でない人でも、普段ならアレルゲンでないものを
アレルゲンと体が認識し、炎症を発症するケースもあります。
その結果、赤み、ヒリつき、乾燥、発疹、かゆみ、化粧水が
染みるなどの炎症による症状が強くなり、見た目にも顕著で生活自体が辛くなります。
市販の肌トラブル治療薬としては『キュレケア』などがありますが、
ひどい場合は皮膚科への受診をおすすめします。
<万年乾燥肌:粉が吹くほどの乾燥>
- 肌のターンオーバーしていない
表皮の基底層から新しい皮膚細胞が作られ、それが一番上に押し上げられて、
やがて垢として剥がれ落ちるまでが6週間かかります。
この働きが滞ると角質層のバリア機能が低下し、水分保持ができなくなります。
肌のターンオーバーの乱れは、
▼寝不足
▼ストレス
▼疲労
▼タバコ
▼お酒の飲み過ぎ
▼運動不足
▼栄養を考えないダイエット
▼野菜不足で脂質過多の食事
▼冷え性
▼寝酒と夜食
▼便秘
▼運動や入浴で汗をかかない
が原因になりますので、生活習慣を見直しましょう。
- 紫外線・乾燥などの外部要因
紫外線は角質層のバリア機能を低下させ、
その上で炎症・乾燥を引き起こします。
また、空気自体が乾燥していることもあり、
紫外線には、日焼け止めクリーム・日傘・ストールなど、
場合によってはサングラスを十分活用して対策しましょう。
空気の乾燥には、加湿が必須です。
現在は卓上USB加湿器や、紙で水を蒸散させ、
電源いらずの自然気化式加湿器など、色々ありますよ。
- 保湿がうまく行っていない
スキンケアは水分を与えて油でフタをするのが基本的な方法です。
洗顔後すぐ、肌にたっぷり化粧水をつける、
朝は化粧水→美容液→乳液→日焼け止めの順で、
夜は化粧水→美容液→乳液夜→クリーム→アイクリームで、
乾燥したところにたっぷりつけるという対処をしましょう。
肌質に合っていない化粧品を使っていることに
気付いてないことも考えられ、実は敏感肌で、普通の
化粧品が合わない肌質だったということが意外とあります。
一度、化粧品専門店で肌質テストやアドバイスを
受けてみるというのも良いと思います。
<万年乾燥肌のカサカサゴワゴワ>
- 乾燥を防いで加湿
ターンオーバーの乱れで、肌のバリア機能が低下し
角質層から水分が逃げやすい状態といえます。
日焼け止めは欠かさないで下さいね。
秋冬は加湿器も。
- 洗顔をしすぎない
固く荒れた皮膚の時は、洗顔のしすぎや過度なピーリングを
してしまいがちですが、必要な角質まで剥がれて、
ターンオーバーのサイクルを早め、よけい硬い皮膚になることがあります。
摩擦にも注意して、柔らかいタオルで軽く叩くようにして水分を取りましょう。
- スキンケアでは化粧水その他をたっぷりと
乾燥肌用のものを選びたっぷりと使いましょう。
敏感肌の場合は、敏感肌かつ乾燥肌用のものを選んでもいいかもしれません。
化粧水の前に蒸しタオルで蒸すのも効果があります。
参考資料 くすりと健康の情報局
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/45_kansouhada/
肌トラブルお役立ち医薬品&サプリメント
美肌を保つためには色々なビタミンその他必要です。
ビタミンのそれぞれの働きは、
- ビタミンB1,2,6:肌荒れ・ニキビなどの肌のターンオーバー調整
- ビタミンC:シミ・そばかす・ニキビ跡を治す
- ビタミンE:末梢血管への血行を保って皮膚のくすみを減らす
- ビタミンA:皮膚の乾燥を減らし小じわを和らげる
となっており、肌にはとても重要です。
ビタミンAは、うなぎやにんじんカボチャに、ビタミンB1,2,6、
ビタミンCは、豚肉、牡蠣、鶏ささみ、野菜に多く含まれています。
ビタミンEは、アーモンド、大豆、穀物などに含まれています。
参考資料 資生堂
https://www.shiseidogroup.jp/rd/topic/dry.html
食事ですべて摂るのも、なかなか大変ですので、
医薬品やサプリメントを活用しましょう。
では、肌に良い医薬品からその効果も含めて
ご紹介します。
<医薬品>
『チョコラBB』
- 皮膚や粘膜の健康維持に働くビタミンB2
- コラーゲンの生成を助け、皮膚や粘膜の健康維持に働くビタミンC
- ビタミンB1、膚や粘膜の健康維持に働くビタミンB6
- 皮膚や粘膜の健康維持に働くニコチン酸アミド
『ペアA錠』
- 肝臓の解毒・排出を助けるグルクロノラクトン
- 肌のターンオーバーを整えるビタミンB1・B2・B6、
- 肌の新陳代謝を促すL-システイン
- ニキビ・肌あれを改善する生薬ヨクイニン(ハトムギ)
『ハイチオールCプラス』
- シミ・ニキビを改善し、体の疲れやだるさにも効果があるビタミンCとL-システイン
- 二日酔いの原因物質の分解をたすけるL-システイン
- 肌細胞の新陳代謝を正常化し、肌の回復をサポートするパントテン酸カルシウム(ビタミンB5)
『ハイチオールBクリア』
- シミ・ニキビを改善し、体の疲れやだるさにも効果があるL-システイン
- 肌のターンオーバーを整えるビタミンB1・B2・B6
<サプリメント>
『DHCビタミンBミックス』
『ディアナチュラ ビタミンB群』
『大塚製薬 ネイチャーメイド B-コンプレックス』
肌トラブルに効く漢方薬もご紹介します。
<漢方薬>
『桂枝茯苓丸料加薏苡仁』:けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん
生理前にシミやニキビができやすい時に。
ベタつきオイリー肌やカサつきオイリー肌に効果が期待できます。
『当帰飲子』:とうきいんし
ひどい乾燥肌でかゆみもあり、湿疹や皮膚炎も伴う時に。
万年乾燥肌にオススメ。
『ヨクイニン』:
とにかく肌荒れ、肌のキメをなんとかしたいし、
イボも気になる時に。
参考資料 クラシエこちら↓
https://www.kracie.co.jp/ph/k-therapy/product/symptom/skin/
そのほか体質改善と言うか、生活改善ですね。
- よく寝る(睡眠の質が悪くなるので寝酒厳禁)
- 暴飲暴食をしない
- ストレス解消法を考える
- 場合によってはストレス源から離れる方法を考える
- ヨーグルト全般を摂取する
- 食物繊維を摂取する
- 多少は運動する
を意識して生活するといいと思います。
また、枕カバーやシーツ、洗面所のタオルなどはまめに変え、
顔につけるものに雑菌が繁殖しないようにして下さい。
雑菌はすぐニキビのもとになります。
健康な肌とは、皮膚に弾力がりハリがある、
適度に水分が蓄えられしっとりしている、
毛細血管の血行がよくみずみずしくて、血色が良い、
細胞が規則正しく生まれ変わっているのでキメが整っている
という状態です。
参考 タケダ健康サイトこちら↓↓
https://takeda-kenko.jp/navi/book/hada/about.html
健康な肌を目指しましょう。
まとめ
肌トラブルの種類は大きく分けて4つ、
ベタつきオイリー肌・季節型乾燥肌・カサつきオイリー肌・万年乾燥肌
自分の肌がどのタイプか確かめて、対策することがおすすめです。
また、生活リズム、食事、睡眠などを見直して
きれいな肌を手にいれましょう。