ある日突然、茶色いおりものが出たら
とても不安に感じるものです。
原因が何なのか?もしかして何かの病気なのではないか?
ついつい悪いことで頭がいっぱいになってしまいますよね。
その不安を少しでも解消するために、おりものが教えてくれるSOSを
ご紹介していきたいと思います。
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おりものが臭い・・・おりものの臭いで何が分かる?
まず、おりものとは何なのかご説明します。
おりものとは?
おりものは本来、膣内に存在する分泌液で
- 膣内を綺麗に保つ自浄作用
- 受精の手助け
などの役割があり、誰にでもおりものはあります。
特に月経前はホルモンバランスの関係で、
おりものが多くなることがあります。
では、臭いについて見ていきます。
- 少し甘酸っぱいような臭い
こちらは特に問題はありません。
健康的なおりものは白色か透明で、
乾くと黄色や褐色になるのが特徴です。
- おりものの臭いが急に強くなった
この場合はストレスの可能性が高く、
風邪をひいたときも臭いが強くなりやすいです。
私は、おりものに敏感で臭いがきつかった時、
産婦人科に行き、先生に
「最近、疲れがたまっているのかな?」
と言われたことがあります。
この時は、免疫力のせいだったのです。
疲れやストレス、体調不良が原因で免疫力が
低下すると雑菌の繁殖が増えてしまい、
おりものの臭いが強くなることがよくあるんです。
その時は異常なしと診断され、病院で
膣内洗浄をしてもらったら、
翌日にはすっかり治っていました。
- 生臭い
これは、膣内に雑菌が溜まっていることが
多いといわれています。
菌は空気の少ない場所を好むので
タンポンを使っている方は一度使用を
やめたほうが良いと思います。
特に骨盤が冷えるとおこりやすいので、
このような場合は湯船にゆっくりつかるのがオススメです。
おりものが白色だったり茶色だったり・・・おりものの色で危険な色は?
おりものの色の変化は、特に体の不調を教えてくれます。
ここでは、おりものの色と体の症状を合わせてみていきましょう。
- 量が多く、白くカスのようなポロポロとしたおりもの
症状;我慢できないほどのかゆみ、熱をもっている感覚
この場合、カンジダ膣炎の可能性があります。
カンジダ膣炎は、温泉でも移ることがあり、
疲れが溜まったりストレスが溜まると発症しやすいです。
- 灰色っぽくさらさらしていて、魚の腐ったような臭い
症状;強いかゆみやツーンとした感覚
この場合、細菌性膣炎の可能性があります。
細菌性膣炎は性感染症と違って、健康体でも
細菌が増えて起こることもあります。
- 泡状の黄色いおりもので強い匂い
症状;かゆみ、熱をもっている感覚、刺激感
この場合、トリコモナス膣炎の可能性があります。
ほうっておくと他の病気につながりかねないので、
早めに産婦人科でみてもらうことをおすすめします。
- ピンク色、茶色で無臭、多少臭うことも
症状;とくになし
この場合は不正出血である事が多いです。
妊娠初期や分娩時の「おしるし」のときによく見られます。
妊娠していない場合は
- 更年期
- ストレス
- 排卵期
- 生理直前
など、ホルモンバランスの乱れから
不正出血が起きることが多いようです。
しかし、あまりにも続く場合は子宮がんや
良性腫瘍の場合があるので、早めに産婦人科で
診てもらうことをおすすめします。
参考元https://www.kobayashi.co.jp/brand/sarasaty/sp/orimono/type.html
まとめ
おりものの異常は女性の体の不調をいち早く
教えてくれるものですが、あまり神経質になりすぎると
余計不調になることもあるので注意が必要です。
私は以前、温泉に行った翌日に茶色く痒みのある
おりものが出たことがあります。
その日は大型連休中で、婦人科が休診日で
どこも診てくれず、初めてだったので
ものすごく焦りました。
数日して診てもらった時に「カンジダ膣炎」と
診断されたとき一番驚いたのが、温泉や使いまわしの
タオルからでも感染するということでした。
膣の病気=性病
というイメージでしたが、どこからでも感染するんですね。
それ以降は、おりものに異常があるとすぐに婦人科に行くようにしてます。
おりものは身体からのサインです。
なにか異常がみられたらすぐに病院に行くことをおすすめします。
この記事で、少しでも不安な気持ちが和らげば幸いです。