春になると、道端や公園のあらゆるところに
色とりどりの花が咲き誇ります。
見ているだけで気分がほっこりと穏やかな気持ちに
なるのと同時に、野草の生命力の強さを感じます。
子どものころから、草花で遊んだ記憶がある方も
多いことでしょう。
私も、よもぎの葉をつぶしてお医者様ごっこをしたり
笛を作って鳴らしたり、花の蜜を吸って遊んでいたり
しました。
それは、いつも身近にある自然のおもちゃでした。
その中で、「何気なく目にしている、あの花は何なのだろう・・・?」
と、思ったことはありませんか?
一つ一つ、ちゃんと名前があり力強く生きている野草。
知ることで、新しい発見があるのと同時に
子ども達にもちょっと格好つけることができそうですね。
子どもの頃はおてんばで、家より外で走りまわっていた事が
多かった筆者が、さりげなく咲いている「あの花」のことを
お伝えしていきます。
check!!
春にしか見ない?日陰に咲く白いあの花は何?
まずは、白い「あの花」から。
「せり なずな おぎょう はこべら
ほとけのざ・・・」の歌でおなじみの「春の七草」の野草もご紹介します。
①シロツメクサ
あの、四葉のクローバーで有名な野草です。
昔、海外からガラス製品が輸送される際に
乾燥させたシロツメクサを敷き詰めたことから、
この名前が付けられました。
女の子がよくカンムリを作るお花です。
②ナズナ
春の七草のひとつです。
別名ぺんぺん草といい、実の部分が三味線の
バチに似ていることからこの名前が付けられ
ています。
筆者も、よく茎をくるくると回して、
パチパチと音を立てて遊んでいました。
③ドクダミ
おなじみ「どくだみ茶」で有名な薬草です。
湿った場所にひっそりと、可愛い白い花を咲かせます。
④ハルジオン
細くて細かい花びらが繊細で可愛い花です。
⑤ハコベ
こちらも「春の七草」のひとつです。
小さい白い花が愛らしいです。
昔はハコベ塩として、歯磨きにしていたそうです。
「春の七草」は、古代中国より伝わり、
邪気を払い病気を防いで健康な体になると
いわれてきました。
よく、お正月を済ませた頃、食べ過ぎ飲みすぎで
疲れた胃を休めるために食べますよね。
野草の中には、可愛いだけでなく体に良い効能が
あるようです。
こちらに春の七草の動画をご用意しました。
良かったら、参考になさってください。
春の七草 動画
参考資料
http://www.hose1.jp/sub7/2002/sub7-1.html
春にピッタリ!公園一面に花開くあのピンクの花は何?
お次は、あの可愛い「ピンクの花」です。
春らしいあの花のことをもっと知っていきましょう。
①カラスのえんどう
実の袋が黒くなることから付けられた名前です。
ピーピー豆と言っていましたよね!?
筆者も、良く見つけてはピーピーと
吹いて遊んでいました。
どっちがいい音が出るか、競っていたような・・・。
②レンゲソウ
ハスの花が咲く様子に似ていることから、
この名前が付けられています。
レンゲのはちみつもあるように、
甘い蜜を持っています。
今は少ないですが、昔はよく田んぼなどの
緑肥にも使われていたようです。
③ネジバナ
このくるくると回った花の形が面白い野草です。
ねじれて花がつくから、ついた名前です。
なんでも、バランスを保つため?とか?
④ツツジ
おなじみ春の公園の代名詞です。
ピンクの鮮やかな花は見事!
子どもの頃に花をとって蜜を吸っていた記憶が
ある方も多いことでしょう。
⑤ホトケノザ
こちらも「春の七草」の一種です。
葉っぱの形が面白い形をしていますよね。
仏像の台座の形に似ているとのことから
この名前が付けられたようです。
⑥ノアザミ
こちらもおなじみ、良く見る野草ですね。
葉がとげとげとした形になっています。
参考資料
https://www.onedayhik.com/php/hanalist.php?id=30
まとめ
普段、何気なく見ていて知っているけども、
名前も知らない野草が多いですよね。
特に肥料がなく、踏まれても、たくましく育って
キレイな花を咲かせているとは・・・
野草の力は凄いものです。
今度、公園や道端で草花を目にしたら
「あ、あれは何という花だったかな?」と、
ちょっと気にかけてみてもいいですね。
今まで見えなかったことが見えてくるかもしれませんよ。