特に女性の方に多い症状ですが、一日中立ちっぱなしで仕事をしていたり、一日中座ってデスクワークをしていると、帰る頃には足がパンパンになって靴も入らないなんてことも。
ひどいときには、指で押すとその押した後がくっきりと残るほどパンパンになることも。
このようなむくみを医学的には「浮腫（ふしゅ）」と呼ばれており、特に女性の多い症状です。
では一体なぜこのむくみの症状が起きるのでしょうか？場合によっては重い病気にかかっている恐れもあります。
今回は足の甲のむくみが起きる原因と対処法についてご紹介します。
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まずは原因を知りたい!足の甲のむくみが起こる原因って何?
足の甲がむくむ原因はさまざまです。
考えられる原因としては、長時間同じ姿勢でいたなどの生理的なもの、塩分や水分の摂り過ぎなどによるもの、何らかの病気などの疾患によるものなどです。
ここからは原因別にご紹介していきます。
・生理的なもの
生理的な足のむくみの代表的なものがこの血行不良によるもので、特に足の甲だけがむくのはこの血行不良によるものが多いんです。
人間の血は、ポンプのような物で心臓から全身に血液を送っているのですが、ポンプの機能が低下していると血行不良となり、全身にくまなく血を送ることができません。
よって、心臓から一番遠い足の甲だけがむくみやすくなるんです。
次にずっと同じ姿勢をしていたことによるむくみですが、これは筋肉疲労によるものです。
多くの人は運動することによって疲労がたまると思っていると思いますが、実は１時間ずっと動かずに同じ姿勢でいる方が、１点に深い疲労がたまるんです。
運動による疲れは全体的に表面に疲れが出てくるため、２~３日ほどすれば自然と解消していきますが、奥の方の疲れは簡単には取ることができず、これが足のむくみの原因となるんです。
・病気によるもの
足の甲にむくみが見られる場合、何らか病気の可能性もあります。代表的なものをご紹介します。
腎疾患
腎臓は私たちの血液に含まれる不要な物を尿として体外へ排出をしてくれる機能ですが、この機能が低下していると体外へ排出されず、足の甲のむくみとなって現れるのです。
むくみがなかなか取れない、極端に尿が減ってきているという方は、一度病院を受診した方がいいでしょう。
肝疾患
最近の研究により、足のむくみにはアルブミンという物質が影響しているということがわかってきており、このアルブミンは肝臓で作られているのです。
したがって、肝機能が低下しているとこのアルブミンが生成されず足の甲のむくみとなって現れるのです。
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるほど肝機能が低下していることに気づきにくい臓器ですので、定期的に健康診断を受けることが重要になってきます。
下肢静脈瘤
下肢静脈瘤はその名の通り、下肢の静脈が腫れてこぶのような物ができます。またむくみだけでなく足のだるさも伴うこともあります。
しかし、この下肢静脈瘤は良性の疾患なので、余り心配することはありません。
誰でも簡単にできる!足の甲のむくみをとるマッサージ方法
足の甲のむくみを解消するのはマッサージが効果的です。このマッサージをやる目的はリンパ液の循環を促進させることが目的です。
ここからはこのマッサージのやり方をご紹介します。
1.鎖骨のリンパ節をほぐす
足の甲なのになぜ鎖骨と思うかもしれませんが、全身を流れるリンパ液のほとんどが鎖骨のリンパ節を通っているからです。
したがって、いくら他のリンパ節をマッサージしても、この鎖骨のリンパ節をきれいにしておかないと、きれいに流れてくえませんので、まず最初にここをマッサージしてあげてください。
2.足の裏、甲にはツボがいっぱい
足の裏や甲には大事なツボが集中していますので、全体を両手で包み込むようにマッサージをしてあげてください。
足の裏は両手で包み込むように、親指を使って全体を押していきます。
足の甲は、足の指から足首に向かってさすりあげるようにまんべんなく押しながらマッサージしていきます。
3.足指のマッサージ
足の両指全体をマッサージしていきます。足の付け根から指先に向かって少しテンションをかけるように引っ張りながら１本づつマッサージしていきます。
4.最後にふくらはぎ
最後にふくらはぎをマッサージしておしまいです。
足首から膝裏まで、全体をさすりあげるように両手を使いマッサージしていきます。
まとめ
足の甲のむくみとむくみ解消のマッサージ方法をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
足の甲のむくみについてご紹介しましたが、足がむくんでいるということは甲だけでなく全体がむくんでいることがほとんどです。
生理的な足のむくみとかであれば、生活習慣を見直す、今回ご紹介したマッサージで「むくみ」を解消してください。
足のむくみがなかなかとれない、むくみだけでなく、何かしら体調の不調があれば病気の可能性もありますので、すぐに病院を受診するようにしてください。
