3月の終わり頃のことです。

イースターイベントがあるということで、園児の娘を連れ家族でレジャーランドに行ってきました。

大好きなキャラクターのパレードも、このイベントではうさぎの耳をつけているし、いつもはいないうさぎやひよこのキャラクターが「ハッピーイースター!」と楽しそうに踊りながらメインの立ち位置にいたりするので、娘の頭にはハテナマークが浮かんだ様子です。

ですがその場では、娘にわかるように伝える事ができなかったので、帰宅後再度詳しく調べてみることにしました。

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そもそもイースターとは何?

「イースター」は春の訪れと生命の復活を祝う祭、とはよく聞きますね。

この復活祭は、エルサレムで磔死したキリストが3日目に復活されたことを祝い、はじまりました。

キリスト教系の教会では春分後の満月の次に来る日曜日に教会で礼拝をおこなう日、とされており今でも教会で行われる一年間のどの大祭よりも盛大に行われているとのことです。

また、この復活祭の事を英語では「イースター」と言い、この呼び方で日本に伝わってきたようです。

家庭では、「イースター」までの数日は肉や魚を控えた食事をとり、教会での礼拝が終わると肉・魚やにわとりの卵をふんだんに使った料理を解禁して大いに祝います。

子供たちはイースターバニーの格好をして、卵を割らないように転がす卵転がし競争や、エッグハンティングという庭にちりぢりに隠された卵をさがす遊びをします。

卵には色とりどりの装飾が施され、それはそれは春らしく華やかである、というのが「イースター」なのだそうです。

 

「イースター」について私の理解は深まったのですが、娘に伝えようとしても成り立ちの部分はどうしても理解が難しいように感じます。

そこで、

「うさぎさんやひよこさんは春になると元気に生まれてくるから、みんな喜んでごちそうでお祝いするんだよ。外国の子どもたちはイースターの日が来るとうさぎの格好をして楽しんだり、卵転がし競争やカラフルな卵の宝探しをしたりするんだって。」

と伝えてみました。

すると、今度は「それがイースターなんだね」とわかってくれた様子でした。 

イースターにはなぜうさぎと卵なの?

ところで、イースターにはなぜうさぎと卵が登場するのでしょうか。

小さな子供たちがイースターバニーに扮して庭で遊びまわる姿を想像すると、とても可愛らしいですね。

うさぎは、神話で春を象徴する女神が引き連れてやってきたとされており、このこととうさぎの春の多産にちなんで新しい生命の息吹と繁栄の象徴となったようです。

そして、このイースターバニーが春の訪れを告げるために、いろとりどりに装飾された卵やお菓子をバスケットに詰めて持ってきてくれると伝えられているのです。

また卵にも、卵からヒナがかえる様子がキリスト復活の様子を表しているとされたり、マリアがキリストの亡くなったことを王に告げる際に赤い卵を用いたから卵がイースターにかかせないものとなったと伝わっていたりと諸説あります。

つまり、こちらもうさぎと同様に、卵が新しい命の誕生・復活を象徴しているという意味があるのだそうです。

うさぎにも卵にもそれぞれに、春の訪れに対する喜びやこれから繋ぐいのちの繁栄への期待がこめられているのですね。

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まとめ

日本では伝統的な行事ではない「イースター」ですが、春分後の満月のあとの日曜日に春の訪れと生命の復活と繁栄を祝う海外では一年で最も重要とされる古くからの行事であることがわかりました。

教会で礼拝する習慣がない私たちも、子どもにイースターバニーの格好をさせたり、一緒に卵を装飾したりして「ハッピーイースター」のお祝いをすることができますね。

 

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