この4月はお仕事先でも異動などで仕切り直しをする方も多いと思います。
肩書きが変わり名刺を作り直す方もいるのではないでしょうか。
名刺の歴史は古く、中国では竹を切って名前を入れたものを「刺」といい、
この「刺」が名刺の名前の由来と言われています。
現在のような名刺は江戸時代から使われており、自分が訪問したことがわかるように
留守宅のドアに置く(挟む)使い方をしていたようです。
名刺交換はあまり行われていなかったんですね。
今ではビジネスシーンで自己紹介をする時に相手と名刺交換することは
マナーとして習慣化されていますが、古くから使用されてきたからこそ
世界各地に普及し広まっていったのだと思います。
名刺の由来を知ったからには、自分の事が良く伝わるような個性的な名刺を作って見たくありませんか?
今回はかっこいい名刺を作るポイントをご紹介したいと思います。
check!!
参考にしたい名刺のデサインは縦バージョン
名刺交換をする時に相手から受け取った名刺をみるとある傾向があることがわかります。
それは何か。
名刺の型なんです。
横に文字の入った横型の名刺をたくさん貰っていませんか?
実は名刺の保有者のおよそ8割が横型の名刺を使っているというリサーチ結果があるそうです。
横型の名刺は多くの人が使っている。
名刺のデザインなど似たような名刺を使用している人も多い。
これでは個性的でかっこいい名刺は作れませんよね。
ではどうすれば良いのか?
実は名刺にはもう1つ型があります。
それは 縦型の名刺 です。
皆さんが貰った名刺の中に数枚程度、縦型の名刺が入っていませんか?
先述した通り、8割の人が横型の名刺を使っています。
しかし、残り2割の人は
縦型の名刺を使っています。
縦型の名刺なら使用する人も少ないし今までと違った名刺になるかもしれない。
でも完成イメージはどういった型になるのか気になりませんか?
検索をして調べる方法もありますが、
皆さんの持っている身近なもので考えることもできます。
それは 年賀状の宛名 です。
毎年届く年賀状の宛名をみた時にほとんどが縦書きになって
いませんか?
また自身で年賀状を作るときに宛名は縦書きにしていませんか?
名前が大きくかっこいいと思いませんでしたか?
また、字体も個性的なフォントになっていませんか?
縦型の名刺の氏名のイメージは年賀状の宛名に良く似ています。
名刺を縦型にすることで年賀状と同じようなインパクトのある印象を
作ることができます。
縦型の名刺の特徴として横型の名刺と違いスッキリとした印象を与え、
スタイリッシュに仕上がるというメリットがあります。
横型の名刺に比べると縦列に文字が配置されており、
会社名、氏名、連絡先をコンパクトに纏める事ができます。
ただし、デメリットもあります。
縦型の名刺のデサイン数は少ないため、
ワンパターンになりやすく使用している人と被りやすいこと、
また、縦型の名刺を使用しているおよそ2割の方の多くは
何がしらの役職に付いている方が多いということです。
もし、あなたの勤め先の上司や社長が縦型の名刺を使用して
いたら気まずくなりませんか?
それでも
「どうしても縦型の名刺を作りたい!」
と思っているのであれば、
そのような時はこういう考え方もあります。
名刺の台紙は縦型にして、文字は横に配置をする。
このような名刺を「縦向き名刺」と言います。
文字は横に配置しますが、名刺を縦に使うので
自分らしい個性的なデザインを考えやすいと
思います。
また、横型の名刺に慣れている人でも名刺が見やすいという特徴もあります。
縦型の名刺を作ってみたい方はメリットとデメリットを
参考にしてみると良いのではないでしょうか。
きっとご自身の状況に合わせた名刺が必ず見つかると思います。
名刺のデザインは両面にしてより個性的に!
名刺を作る時に、名刺の裏側を気にしたことはありませんか?
名刺の裏側が白いと印象として薄いですよね。
貰った名刺の中にカラーを使った名刺はありませんか?
色を使うことで、多少印象は良くなるかとは思います。
ただ、男性がビジネスシーンで使うには抵抗がありますよね。
そんな人には両面印刷型の名刺をおすすめします。
名刺は一昔前なら、会社名、氏名、連絡先、
この3つがあれば十分でした。
しかし、今の時代は連絡先だけでもたくさんの情報がありますよね。
例をあげると、会社の住所、tel番号の他にご自身が使う携帯の番号や
Mailアドレスなど沢山ありますよね。
名刺の片面だけでは掲載しきれないことも増えていると思います。
そのような場合、名刺の両面を使い分けする事で相手に伝えたい情報を
整理することができます。
例としては
名刺の片面は自分の情報を編集する。
(所属の会社名、氏名、自分が仕事に使う際の携帯番号や、mailアドレス
を記載する。)
名刺の裏面には会社の所在地や連絡先、HPのアドレスなどを記載する。
(会社の所在地をmapでわかりやすく表記する場合もあります。)
このような作り方だと自分の情報の記載する片面側のデザインを個性的に
する事で人とは違う名刺になると思います。
例としては氏名の部分の文字のフォントを工夫して作るなど
色々なアイデアが浮かぶと思います。
また国際化が進み、仕事の内容によっては海外の方と名刺交換する事もあると思います。
名刺交換は世界共通のビジネスマナーでもあるので、使用している名刺の表記が
日本語だけだと相手に自分の事が上手く伝わらない場合もあると思います。
そんな場合は
名刺の片面は日本語表記にする。
(会社名、氏名、主に仕事に使う連絡先で良いと思います。)
名刺のもう片面はローマ字表記にする。
(海外の方が片面だけで情報を理解できるように配慮した編集を行う。 )
両面型の名刺を作成するだけで、名刺交換の時に名刺を渡す相手によって
名刺の面を変えれば良いだけなので、名刺交換をするときも困ることなく
スムーズに相手に渡す事ができます。
また1枚に集約出来るので名刺を2種類作る手間が省けます。
もし、手間を惜しまないのであれば、この様なアイデアはどうでしょうか。
海外の観光客などが日本語のTシャツに関心があることはご存知でしょうか?
海外の方でも日本語に関心を持っている方は多いと思います。
名刺の日本語表記の面を海外の人に好まれているフォント等を使い、
文字をデザインとして作成するのはどうでしょうか?
個性的であなたしか持っていない名刺を作れそうな気がしませんか?
また、海外の人が名刺に記載されている日本語に興味を持ってくれたらありがたいですよね。
名刺1枚で海外の人と自己紹介だけではなく、さらにコミュニケーションを
とれるのだとしたら素敵な事だと思いませんか?
両面印刷の名刺を作る事で今までよりもたくさんの人と出合うことになり、
そうした出合いから人生が豊かになるのだとしたら迷うことなく
すぐにでも名刺を作成しましょう。
まとめ
最後に名刺は自分がどのような人物なのかを伝えられる重要なコミュニケーションツールです。
世の中には名刺を一工夫したことにより
人生が変わった方もいるのではないかと思います。
普段は何気なく使っている自分の名刺を一度確かめてみましょう。
もっと工夫して作りたい。
なにかを変える必要がある。
名刺のリニューアルをしたい。
そんな皆さんに今回の記事がお役に立つと幸いです。
自分にあった個性的でかっこいい名刺を持って人生の幅を広げていきましょう。