「乾燥野菜」と聞いて、パッと思いつくものはありますか?
切り干し大根やおみそ汁の具として販売されている小松菜や大根葉などのポピュラーなものから、出汁を取るのにも使うドライトマトなど様々ですね。
乾燥野菜は、見た目はカラカラに干からびていて色も褪せているように感じますが、生野菜に比べて日持ちもしますし甘さや栄養が凝縮されていることは、ご存知のとおりです。
水に戻して使う場合がほとんどではありますが炊き込みご飯に合う乾燥野菜は、
そのまま炊飯器にセットするだけでよく、セミドライの野菜もまた野菜炒めなどに水に戻すことなく調理できますので、忙しい中でもしっかり野菜が取りたい私はとても重宝しています。
乾燥野菜を作るのに向いている野菜といえば、やはり水分含有量がもともと少ないカボチャやニンジン、レンコンなどが思い浮かんだかと思います。
せっかくなので季節を問わず手間なく、野菜を無駄にしない自宅での乾燥野菜作りをお伝えしたいと思います。
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無駄なく手間なく栄養凝縮!おいしい乾燥野菜の作り方
①野菜を同じ薄さに揃えて切ります。スライサーを使っても良いと思います。
②キッチンペーパーに野菜を一枚ずつ並べて、上からもう一枚のキッチンペーパーで押さえて水分を吸収させます。
③水分がなくなったら、耐熱容器に野菜を一枚ずつ並べて電子レンジ500wで5分加熱します。粗熱を取って様子を見、乾燥が足りないようであれば追加で加熱を行います。
※加熱しすぎると野菜が黒くなってしまうので、気を付けてください。
④十分に乾燥したら、できあがりです。
同じ作り方で、オクラ、ゴーヤ、ナスなどの夏野菜の他、しょうが、キャベツなどその季節の旬の野菜で乾燥野菜ができます。
出来上がった乾燥野菜は、野菜炒めセット・炊き込みご飯セット・おみそ汁の具セットなど好みの組み合わせの野菜セットにして、一度に使う量毎に分けて保存しておくと、サッと使えて便利が良いですよ。
ドライハーブも作れちゃう!!便利な乾燥バジルの作りかた&使い方
ベランダのプランターでもスクスクとよく育ち、採りたてをパスタやピザに使うととてもおいしいハーブ、「バジル」ですが年中採れるわけではないので、たくさん育った時やたくさん購入したときに「乾燥バジル」を作っておくと半年以上は日持ちしますのでおススメです。
乾燥野菜の作り方をマスターしていれば簡単にできますので、さっそく作り方と使い方をお伝えしていきます。
【乾燥バジルの作り方】
①バジルの葉の、堅い茎の部分を取り去ったあと傷めないように気を付けながら水洗いをします。
②ざるで水を切った後、キッチンペーパーの上に一枚ずつ並べてもう一枚のペーパーで押さえ拭きをします。
③平らなザル、または乾燥野菜用のネットに一枚ずつ並べて風通しの良い場所で半日ほど乾かします。
④葉の水気がなくなったら、耐熱容器にキッチンペーパーを敷いてバジルの葉を一枚ずつ並べて電子レンジ500wで1分加熱します。
⑤粗熱がとれたら、保存容器に入れて冷暗所に保存します。お好みで粉にしておいても良いともいます。
※あまり頻繁に使わないときは、冷凍庫に保存しておくと香りが長く保てます。
【乾燥バジルの使い方】
(その1)ピザに。
ピザのトッピングとして使います。フレッシュなバジルとは見た目や食感は異なりますが、トマトとチーズとの相性は健在です。
(その2)パスタの仕上げに散らす
通常、仕上げにパセリを散らす行程のところを、乾燥バジルを粉にしたものに変更します。トマトソースはもちろん、ペペロンチーノにもよく合います。
(その3)鶏モモ肉のソテーにも。
塩コショウを振る行程の際に、ローズマリーの代わりに乾燥バジルを振っておき、その後ソテーすると香りがよく美味しくいただけます。
まとめ
日持ちが良く栄養満点の「乾燥野菜」をお家で簡単に作る方法と、同じ方法でドライハーブを作る方法、またその活用法についてお伝えしました。
天日に充てた方が、さらなる栄養を享受できますので、これを機に「乾燥野菜」に目覚めた方はぜひ挑戦してみてくださいね。