美容と健康のために普段から「はちみつ」は生活に欠かせない私ですが、離乳食も順調に進んでいる生後6か月の我が子にも、いつかは「はちみつ」を使ったとりわけ料理を食べさせる時期が来ることと思い、その日を楽しみにしていました。

はちみつは1歳未満児に与えてはいけない食品に含まれており、その理由が「ボツリヌス菌」の感染を防ぐためとありました。

聞きなれない菌の名前でしたのでどのような菌なのかを調べてみると、「ボツリヌス菌」という細菌が出す毒素を含む食品を摂取してしまうと、だいたい5時間か12時間の潜伏期間を経て神経や筋を麻痺させる症状を発症させるのだそうです。

成人も発症するようなのですが、きちんと対応すれば快方に向かうそうです。

ただ、1歳未満の乳児においては死亡例もあることから、食べてはいけない食物となったようです。

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知らずに食べさせた!?赤ちゃんがはちみつを食べてしまったらどうしたらいい?

ある日、我が子の離乳食にパン粥を与えようと思い、ふわふわした柔らかい食パンを買い求めた時のことです。表示をよく見ておけば良かったのですが、成分表示に「はちみつ」が含まれていました知らずに私は、その食パンでつくったパン粥をひとさじ与えてしまいました。

「はちみつ」が含まれていることに気が付いたのは、食後2時間くらいたってからのことです。

「ボツリヌス菌」の毒素を摂取して発症した場合、上瞼が下がってきたり、呼吸が苦しそうだったり、食べ物や飲み物が飲み込めなかったり、身体に力が入らなかったりするそうです。

子供の様子に変化がないか注意して観察し、普段と異なる様子があれば直ぐに病院に行けるように出かける準備をしました。

また、パン粥をあげるのは初めての事でしたので、赤ちゃんに与えたのはひとさじだけ。調理に使ったパンもパン粥も余りがあります。念のためパンとパン粥もZIPロックに入れて病院へ持っていけるようにしました。

半日の間我が子に異常がおきないことを祈りつつ様子を見ていましたが、普段と変わりないようでした。

菌がダメということは…赤ちゃんにはちみつをあげるなら、加熱をすれば大丈夫?

 

菌には、良く洗うことや加熱することで死滅するタイプのものもあります。「ボツリヌス菌」に関してはどうでしょうか。はちみつが食パンの材料であれば、もちろん焼くときに加熱されていますし、そのあとパン粥にした際にさらに熱は加えました。

詳しく調べてみると、「ボツリヌス菌」は酸素があるところでは増えることができない菌だという事が分かりました。他に、堅い殻に閉じこもった状態の時も増えることができないそうです。

また、堅い殻に閉じこもった状態の時は熱・乾燥・消毒薬にも強いとあります。

この増えない状態の時の「ボツリヌス菌」が含まれている食品を食べてしまった場合、成人の腸内では増殖しないのですが、乳児の腸内では殻に閉じこもった状態から増殖できる状態に変化して毒素を出すようになるため、発症するのだそうです。

つまり、もし菌が混入した食品であった場合、加熱調理を行ったとしても殺菌できていない恐れがあるという事ですね。菌の混入が肉眼で確認できない以上、「はちみつ」自体を与えないことはもちろんですが、材料にはちみつを使っていないかどうか確認が必須です。

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まとめ

今回、「ボツリヌス菌」は消毒薬・加熱・乾燥では防ぎきる事の出来ない菌だということがわかりました。幸い我が子は無事でしたが、深く反省すると共に、今後は原材料をしっかり調べ、不用意にはちみつを与えてしまわないよう気を付けていきたいと思います。

おいしいはちみつを我が子と一緒に食べるのは1歳を過ぎてからのお楽しみにしたいと思います。

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