秋といえば、果物が美味しい季節ですね。
周りを見渡せば色とりどりの果実が実り、
産直にもそれはもう美味しそうに並んでいて、
気が付いたらレジかごの中に入っていたなんてことも・・・
(筆者だけではないはず)。
その中でも「柿」は秋の果物の代名詞。
甘くてシャリシャリとした歯ごたえに、
「あ~幸せ・・・。」となる方も多いのではないでしょうか。
柿は、生食だけでなく干し柿や柿の葉寿司・
柿の葉茶などの加工食品や、防虫防腐剤として
使われている柿渋染めなど色々なものに利用されています。
美味しいだけでなく栄養もありますが、
食べ過ぎるとちょっと問題があるようです。
ここでは子どもの頃から食いしん坊の筆者が、
柿の効能と注意点、柿にまつわるちょっとした
雑学をお伝えします。
check!!
こんな嬉しい成分が!柿の体に嬉しい効能とは?
筆者は、柿にはちょっと苦い思い出(?)があります。
小学生の頃、友達と遊んでいたら田舎道の片隅に
たわわに実る柿の木が・・・!一つ拝借。
家に持って帰ると「誰かの家のと違うん?返してきなさい。」と
母に怒られ、しぶしぶ柿の木の下に戻しに行った記憶があります。
子どもから大人までに愛される「柿」。
「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」で
おなじみの歌人正岡子規など、昔から
たくさんの人に愛されています。
「柿が赤くなれば 医者が青くなる」
と言われているように、柿には体に
嬉しいたくさんの栄養素があります。
美味しい上に、適度に食べることで
健康にもなるとは一石二鳥です。
柿の主な5つの成分をご紹介します。
①カリウム
筋肉・心臓機能を調整し、血圧を下げる働きがあります。
②ビタミンC
毛細血管・軟骨・歯を正常に保つほか、
風邪を引きにくくする効果があります。
③食物繊維
腸内環境を整え、お通じを良くします。
腸は第二の心臓と言われるくらいで
腸を整えることで体全体の調子も良くなります。
④タンニン
渋柿の渋さの元です。
血圧上昇を抑えるほか、アルコールを分解するので
二日酔いにも効果があります。
お酒を良く飲む方は翌日の朝食に食べるとよいかもしれません。
⑤βカロチン
抗酸化作用があるといわれており、
ガンや動脈硬化を予防するほか、
免疫細胞を活発にし、病気になりにくい体にします。
果実だけでなくて葉にも効果があります。
代表的なものは、奈良県の特産品である「柿の葉寿司」。
奈良県は山間部なので海のものは大変貴重でした。
貴重なサバをより長く保存するために、
周りにあった柿の葉に包んで熟成させ、
ハレの日のご馳走としたそうです。
柿の葉には抗菌・防腐作用やサバの身をしめ、
葉の香りは魚の臭みを消す効果があります。
それから、「干し柿」
お正月の鏡餅の上に乗せたりしますよね。
干して小さくなっている分、生より食べやすく大変甘いです。
ビタミンC以外はほとんど栄養も変わりません。
美味しい柿を選ぶには、ヘタが果実にペタッと
張り付いているキレイな形と色のものを探しましょう。
長く保存するならば、ヘタの部分に濡れたティッシュなどを
つけてヘタを下向きにし、袋に入れて冷蔵庫で保管します。
やわらかくなり過ぎた場合、冷凍庫で冷やし固めると
シャーベット状になって、美味しいので是非試してみてください。
参考元 旬の食材百科
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/kaki.htm
実は知らないと大変?!柿の食べ過ぎは病気の元?!
柿は美味しくてついつい食べ過ぎてしまうことも・・・。
けれど、ちょっと気をつけておくべきことがあります。
柿には、体を冷やす効果があり食べ過ぎると
内蔵の動きが悪くなります。
また、渋みの元である「タンニン」は鉄分と
結びつくため貧血になる可能性があるほか、
胃の中で石ができてしまうこともあります。
石が腸に進むと腸閉塞をおこす事もあるそうです。
お腹が、アイタタ・・・とならないように
適量を食べるようにしましょう。
参考元 柿を食べ過ぎたら・・・
https://mimiyoribanasi.com/766.html
まとめ
柿は甘くて美味しい上に、
たくさんの体に嬉しい栄養素もあります。
たくさん食べ過ぎるとお腹が痛くなる
可能性がありますので、適度な量を美味しく
いただくようにしましょう。