赤ちゃんが生まれて、1か月健診が終わって問題なければ
生後2か月から予防接種が始まります。
1か月健診のときに病院から、「予防接種を忘れずに受けてくださいね」
といわれると思います。
たくさんの予防接種を受けることは、知っているけれど、
具体的にどのワクチンを、いつ、何回受ければいいのか、
お金はどのくらい必要なのか、初めての赤ちゃんだと
なおさら分からないですよね。
予防接種のスケジュールを組むうえで、特にお母さんの
頭を悩ませるのが、ワクチンの種類によって次の接種までに
空けなければいけない間隔が違うことです。
B型肝炎や、ヒブ、小児用肺炎球菌、四種混合といったワクチンは
不活性化ワクチンと呼ばれ、次回の接種までの間隔は1週間以上空ける
こととなっています。
それに比べて、生ワクチンと呼ばれる麻疹風疹や水痘(みずぼうそう)、
ロタウィルスなどは次の接種まで4週間以上空けなければいけません。
もう頭がこんがらがってしまいますね・・・。
分かりやすいように、スケジュール例を画像でご紹介します。
こちらの画像を見てわかるように、赤ちゃんが生後2か月になると
インフルエンザb型(Hib)、小児肺炎球菌、B型肝炎、ロタウィルスの
4種類のワクチンが接種できます。
予防接種は、同時接種ができますので、受けられるワクチンが
数種類ある場合には、1回ですべて受けるようにしましょう。
そうしないと、毎週行かなければいけなくなってしまいます…
※上記の画像では、B型肝炎が任意接種になっていますが、
2016年10月1日よりB型肝炎は定期接種となってます。
↓予防接種のスケジュールについては、こちらも参考にしてみてください↓
https://www.know-vpd.jp/children/
check!!
毎月打たなきゃいけない・・・赤ちゃんの予防接種っていくらかかるの?
毎月打たなければいけない予防接種、費用も気になりますよね。
予防接種には、定期接種と任意接種の2種類があり、
定期接種は、予防接種法に基づいて実施され、
国や自治体が接種をすすめているものです。
接種費用は公費で助成されるのでほとんどの地域で
無料で受けることができます。
一方、任意接種は国や自治体が接種を勧めているものではなく、
健康保険も適用されず、費用は自己負担となります。
現在、任意接種とされているワクチンは、
ロタウィルス、おたふくかぜ、インフルエンザの3種類です。
それぞれどのくらいの費用が必要になるのかというと、
ロタウィルスには、ワクチンが2種類あり、
2回接種するもの(ロタリックス)と、3回接種するもの
(ロタテック)とがあります。
調べたところ、病院によって金額が異なるようですが、
ロタリックスは1回12,000円~15,000円ほどで、
ロタテックは1回8,000円~10,000円ほどのようです。
病院によって、取り扱いが異なるので注意しましょう。
うちの近くの小児科ではロタテックのみの取り扱いで、
1回8,000円でした。
おたふくかぜとインフルエンザの予防接種も、
病院によって金額が異なり、
おたふくかぜは1回5,000円~7,000円、
インフルエンザは3,000円~4,000円
のところが多いようです。
任意接種でも自治体によっては助成している所も
ありますので、あらかじめ確認しておくといいでしょう。
また、注意して頂きたいのは、定期接種のワクチンでも、
適切とされた時期に決められた回数を接種しなければ、
行政からの補助が受けられず、任意接種扱いとなり、
自己負担になることです。
なので、うっかり忘れてた!ということがないように
定期的に母子手帳の予防接種の欄を見るなどして、
定期接種の受け忘れがないようにしましょうね。
副作用は大丈夫?赤ちゃんの予防接種で死亡したりしない?
予防接種の説明が書かれた紙には、
副作用についての記載があります。
必ず副作用が起こるのか、副作用が出ても
大丈夫なのか、心配になりますよね。
副作用は、予防接種を受けたら必ず出るわけでは
ありませんのでご安心ください。
多くの場合は、赤ちゃんの免疫とワクチンへの耐性に
左右されるようです。
副作用としてもっとも起こりやすいのは、
接種箇所のはれや痛み、発熱などです。
過去に、子どもが予防接種を受けた後に
死亡した例がありましたが、ワクチン接種が死因である
という明確な因果関係は認められなかったそうです。
副作用が怖くてワクチン接種をしなかった場合、
万が一ウイルスに感染した時に重症化してしまい、
ウイルスによっては、それが原因で死亡したり、
後遺症が残ることがあります。
定期接種とされているワクチンは必ず受けましょう。
もし、予防接種後に赤ちゃんの様子がいつもと違ったり、
不安に思うことがあれば、すぐに接種した小児科に相談してくださいね。
参考元https://siranakattabyouki.com/otafuku2/
まとめ
赤ちゃんの予防接種、たくさんありますが、
万が一ウィルスに感染しても、予防接種していれば
重症化せずに治すことができます。
日程管理は大変ですが、小児科の看護師さんや
自治体の保健士さんなどに相談すればスケジュールを
立ててくれると思います。
赤ちゃんを病気から守るために、受け忘れがないように
しっかりと必要なワクチンを接種させてあげましょうね。