これから本格的な夏になり、暑い季節がやってきます。
私が子供の頃は、暑いと言えどもクーラーをつけず
扇風機だけでしのげていたのですが・・・。
それでも、夏休みの部活動ではフラフラになりながら走っていたものです。
近年では、地球の温暖化で日中の温度が35度を超える事も珍しくありません。
屋外での作業をされている方はもちろん、室内でもきちんと
熱中症対策をしなければ危険です。
こちらではなぜ熱中症になるのか、熱中症になった時の状態や
予防方法を詳しくお伝えしていきます。
自分自身はもちろんの事、大事な家族や友人が辛い思いをしないように・・・。
check!!
熱中症を侮るな!「ちょっとだるい」を無視しない!
暑い日に、何もする気が起こらなくてだるい事ありますよね?
それは熱中症のなのかもしれません。
寝れば治るだろうと、ほったらかしにせずに出来る対策をしていきましょう。
熱中症は、気温30度以上、湿度60%以上の高温多湿の環境で起こり、
通常は、暑い時にかい汗が蒸発して皮膚の表面を冷やす事で体温を下げます。
しかし、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体温調整が出来なくなるため、
体温がどんどん上がり、汗が大量に発生して、体の中の水分や塩分が失われます。
特に高齢者の方は気温変化を感じる感覚が鈍くなり、
体温を調整し、発汗する機能が低下しているため、
気づいた時には重症化している場合があります。
また、高血圧や脳溢血などで、利尿作用や汗を
抑制する作用がある薬を飲んでいる方も多く、
熱中症になりやすい状態ですので、家族も
意識して一緒に予防する必要があります。
では、熱中症になるとどのような症状が出るのでしょうか?
大きく分けて4段階あります。
下に行くほど緊急を要する状態です。
- 熱失神
めまい・たちくらみがする。
- 熱けいれん
足・腕・お腹の筋肉がつる。
- 熱疲労
頭痛・吐き気・おう吐があり、全身の倦怠感、食欲不振
- 熱射病
体温が40度以上になり、汗が止まる。意識障害がある
体温が上がると内蔵や脳にも影響し多くの臓器の機能が低下し、
脳の機能障害が起こります。
脳が高温になると、体温の調整が出来なくなり、
まっすぐ歩けず受け答えが出来ない、字が書けない、
食べ物や飲み物が飲み込めないなどの症状が起こります。
そうなると最悪の場合死に至るか、回復しても後遺症が残る可能性があります。
「ちょっとだるい」を見逃さないでください。
もしかすると、熱疲労の状態ということも考えられます。
参考元https://www.tmghig.jp/research/topics/201404/ と、
「熱中症対策マニュアル」(稲葉裕 監修)
熱中症にならないために・・・タオルで出来る簡単熱中症対策
熱中症にならないために、どのようにすればよいのでしょうか?
簡単に出来る方法は、「体を冷やすこと」です。
特に人間の体の中で、首・脇の下・足の付け根は
大きい血管が通っているため、その部分を冷やす事で
血液や脳も冷やされ、体温調整がスムーズに出来ます。
最近では、冷感タオルが売られていてオススメです。
水で濡らすものや、保冷剤を入れて首に巻くものもあり、
熱中症予防になります。
ホームセンターや衣料品売り場、100円ショップなど、
あらゆる所で扱っています。
デザインも様々なものが出ていますので、
服に合わせて選んでみても良いかもしれませんね。
また、以下の方法もありますのでぜひ試してみてください。
- エアコン室内を28度に保つ
- 直射日光が当たる窓の外に、朝顔やゴーヤなどの緑のカーテンをする
- 吸水性・速乾性のある服(綿・麻・ポリエステルなど)を着る
- 1日3回しっかりと食事をとって、睡眠を十分とる
- 汗をかきやすい体質にするため、20分~30分の軽い運動を習慣にする
- こまめに水分補給をする(カフェインなしのお茶・スポーツ飲料など)
東京都 高齢者の熱中症対策の動画を参考にしてみてください。
エアコン代が勿体ないから、冷たい風が体に悪そうだから・・・
とエアコンをつけずに我慢して生活していませんか?
熱中症で倒れてしまっては元も子もありません。
適度にエアコンを使いましょう。
まとめ
これからますます、熱帯夜・真夏日になる日が増えてくるでしょう。
安心して生活していくためには熱中症の事を知り、
対策をする事が大切です。
ご自身やご家族が熱中症にならないために、
体をクールダウンする工夫をしながら、
暑い夏を乗り切っていきましょう!